かつて、高校時代そのキャラを生かし、学園祭で一躍人気者になり全龍谷生の心をわしづかみにしたヤグチ。そんな矢口先生の研究授業が行われました。
対象は1年生、国語総合の授業。池上嘉彦氏の ものと記号 を教材として実施。対比表現に注目しつつ、例示されたものから筆者の考え、意図に迫り理解をはかろうというもの。抽象的な表現も多く用いられるため、高校で初めて評論文の読解に取り組む一年生には少々難易度は高いものの、接続詞が多く用いながら論が進んでいくため、文章の構成や展開に従って書き手の意図をとらえるトレーニングにはちょうどいい教材であるともいえそうです。内容に関しては同心円状に論を広げていく展開であるため理解しやすいのと同時に、ある事柄が筆者のいう分類のいずれに当てはまるものか、などといった問題も設定しやすく、なるほど教科書に採用されるのはこういう文章か、と感心したりもします。(偉そう)
さてそんな教材を矢口実習生はいかに料理するのかしら。っと。

さあがんばれ 
いきいきと。 
授業クラスの担任の先生も 
しんけんだ 
校長先生も後ろに 
前時の振り返り 
大学の先生もいらっしゃいました 
ものと記号 
伝達意図とコード 
班ごとの活動も取り入れた 
周囲とのかかわり 
時間が心配そう 
この班にはまさかの人も!! 
そしてその班にも机間指導 
1にち1 にちにちりゅうこく
って早口で言ってみ
こちらも
1にち1 にちにちりゅうこく
生徒の中に自然に入って 
モノ言う記号 
そうそう例えば――― 
これにてオシマイ。
生徒の「動き」(表現、言語活動)やiPadなど、いろいろ詰まった授業でした。矢口先生、オツカレサン。
ここ札幌龍谷に育った矢口先生。朝や帰り、休み時間など、なかなかいい感じで生徒と関わっているところを見かけます。きっと生徒思いで生徒に愛される、良い先生になるんだろうなぁ。
がんばー
