スキー学習

今朝、スキー学習の第二団が出発しました。宿泊研修形式でニセコアンヌプリスキー場にて実施されます。一年生を数クラスずつ3団に分けての2泊3日です。

スキー学習で思い出すのは、初担任の時のこと。初めてのスキー引率でした。

就寝前の点呼、部屋点検の際、K君が部屋にいないことが発覚!!同室のものに尋ねても、わからない、知らない、と。男子の部屋を総点検。

他の部屋に行ってはいないか、あるいはトイレか風呂か売店か?まさか女子のところ??先生方総出で、とにかくもうホテル中を大捜索。

続けて隣の部屋を確認…… いない。ドアを閉め、廊下へ。

同じ部屋でも何度も確認、やはりいない。

全室を三周はしたろうか。

そして改めてK君の部屋を確認。いない。

そして隣の部屋へ。やはりいない。ほんとに行方不明だ!!と焦りながらドアを閉める。

……待てよ、と思い今閉めたドアをそーっと開ける。

!!!

なんと。K君が窓の外から部屋に入ろうとしているところを発見!!

この晩のニセコはなかなかの吹雪。

坊主頭には雪が積もり、鼻水は凍り、つららに。

部屋着の短パン半そで、寒さで顔面蒼白。

あちゃー。なんでも、自室待機時間に隣の部屋に遊びに行っているときに点呼が始まり、ヤバい、と思い窓の外へ緊急避難(逆効果!!)。大ごとになってしまい、出るに出られず、戻るに戻れず、おまけに先生方が何度も部屋に探しに来るからず―――っと窓の外待機。「もう入っていい?」「いや待てK、今はまずい。先生がまた来そうだ。もうちょっと外にいろ」こんなやり取りが何度も繰り返されていた、とのこと。

もちろん、このあとK君はがっつり怒られました。隠していた仲間の生徒も一緒に。ルールを破ってちょろちょろ他の部屋にいたことはもちろん、そのせいで真冬の外で30分近く過ごさなくてはならなくなったこと、そのまま部屋に戻るタイミングを失って、さらに長く屋外にいたらどうなっていたことか、他のみんなに迷惑をかけたこと、多くの人間が本当に心配していたこと、などなど。先生方はあきれ、怒りながらも、本当にほっとしたのです。

さて、今年のスキー学習ではどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか!!

宮脇記

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