今週末5月17日金、お釈迦様の誕生を祝う花まつりが催されます。
以下、浄土真宗本願寺派の西本願寺のHPによると―
「はなまつり」とは、4月8日のお釈迦さまのお誕生日を祝う行事のことです。
お釈迦さまは、今から約2500年前に、インドの北にあるネパール国との国境に近いルンビニーの花園でお生まれになられた時、天から甘露の雨が降り注いだと伝えられたことにちなんで、お釈迦さまの像に甘茶をそそぎます。
ふむふむ。なるほど、キリスト教のクリスマスと同じものか!!
でもなんで5月??4月じゃないの??
はいはい、札幌龍谷では浄土真宗本願寺派の宗祖親鸞聖人のお誕生日の式典である宗祖降誕会とあわせて実施されるんです。この北海道、かつては4月はまだ寒くて花も十分にそろわなかったことから5月に行うのが割と一般的なんですって。
さてそんな花まつりですが、仏教の授業では着々と準備が進められています。この花まつりではステージ上に生花を多く飾ります。前日の朝、生徒たちはお花を持参して登校、放課後に飾りつけと設営をします。
生花を飾れない部分は、ペーパーフラワー(チリ紙の花)で装飾します。このお花は仏教の時間に各クラスで制作します。今週の仏教の授業はお花作りが主な内容。
今の日本、みんなクリスマスはしっかりお祝いするのに、われらがお釈迦様のお祝いはあまり一般的ではないみたい。こんな風に日本の本来的な風習に触れることができるのも浄土真宗本願寺派の宗門校ならでは。
高校時代、ものごとを「鮮やかに」感じられる貴重なこの年代に、何かの風習や行事を経験することは、ふとした折に青春の一コマとともに思い出され、記憶のなかの1ページとなり、いつか君たちの一部となるのかもしれない。
きっと、いい思い出の一つになるだろう、と思い、願う。